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ぜむねこの小部屋

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ぜむねこの小部屋 > 雑記 > C90にサークル参加してきました

C90にサークル参加してきました

2016年8月12日、コミックマーケット90に
サークル参加してきました!
ということでそのレポでも。

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応募したのは今年の頭。
実のところC89(2015年冬コミ)にも応募するも抽選落ちしてしまい、
なんか抽選落ちのまま終わるのも嫌だなという軽い気持ちで応募してみました。

それに今年の目標としてイラストの練習も掲げていたので
"夏コミくらいには漫画の1冊や2冊くらい描けるようになっているだろうハハハ"
くらいの考えでした。

それから約半年後!
奇跡のC90当選!
でもイラストは滅多に描かず漫画を描くどころかネタすら考えていなかったぜむねこがいた!!

…もうね、アホかと。やる気があるのかないのかどちらなのかと。



ただそこからは気合を入れ直しました。
とりあえずパパッと簡単なプロットを1晩で書き上げ、
締切から逆算して同人誌として最低限度の体裁を保つために20P(うち表紙などで4P)が必要なことを確認。
LINEを教えあっているぜふぃさんにコラムの執筆依頼を出して2P確保。
人物紹介やら奥付、あとがきや余分なページを考慮すると10Pの漫画を描けば何とかなると判断しました。
1ヶ月で10P。経験者なら余裕で描けそうな量です。
しかし自分は漫画など小学生の時に自由帳にパラパラ漫画などを描いた程度のド素人。
コマ割りはおろか、強調線やトーンの使い方など知る由もありません。
というかイラスト自体もさぼりにさぼった結果"人型が描ける"程度の技術しかありません。
表紙になるレベルのものは描けない、本文の漫画は描いたことがない。
それでも"お金を出してもらえる"レベルまで何が何でも描いてやる!という考えでひたすら描きました。
描いているうちに初期プロットがブレブレなので緊急修正したり、
最初のページと最後のページでプルツーの顔が全然違うので必死に修正したり(結局あきらめた)
たった10Pなのにこんなに大変なのか!と実感し続ける毎日でした。
この倍をアシありとはいえ週刊で描き続ける漫画家は化け物揃いやでぇ…
そして、苦しみつつも何とか締め切り前に入稿を済ませてほっとしつつ
イラストを描いてました。
そんな中、Twitterでのやりとりでこんな返信が。
「今からコピ本を描いてくれるという期待を込めて当日はブースに寄らせていただきます!」



このやり取り、8月4日。コミケ開催の1週前。


今 言 う か …?



まぁしかし、期待していると言われたら描くしかない。
さすがにコピ本は印刷所的な意味でも無理だがペーパー、ペーパーなら…

目の前にはさくっと数日で描いたスポーツブラを着たプルツー。
週末の土曜は完全フリーで予定なし。
家の近くにはPDF印刷が可能なプリンタを置いたコンビニが。
ペーパーの半数を描いたイラストで埋めて、あとは漫画描いて文章打ち込めば…
できました。(チーン)
人間やればペーパーくらいサクッと作れるものなんだねぇ(しみじみ)
結果としてこのペーパーは即興で作ったわりに効果はあったかなと。
後述しますがすべて持って行ってくれたので良かったです。


さてコミケ当日の話に移ります。
ブースの設営を終えて思っていたことはただ一つ。


"この同人誌、本当に売れるのか…?"


もう売れる自信がなかったのと売れ残りを手元に残す気がなかったので
発行部数は15部。
さらにそこから見本誌やらなんやらで残部数は6部。
20部刷って2桁は残すべきだったかなーと思いましたが、6部ですら売れるのか不安でした。


まぁでもフォロワーのうち何人か来るって言っていたし最悪押し付けて帰ろうと思っていたら、
開場30分で初売れ。
その後も少しずつ買いに来てくれて。
最後にフォロワーの人が2部まとめて買って完 売 。


ぜむねこ初サークル参加、1時間で完売しました。
買ってくれた方には感謝の気持ちでいっぱいなのと同時に、
来てくれたにも関わらず買えなかった人には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

その後余計に刷っておいたペーパーも12時過ぎにはすべて配布し終わり。
15時くらいまでいると思っていましたが12時半には完全撤収して友人と合流して帰りました。


売れた理由を帰宅後に考えてみたところ、ブースに飾ったHGUC赤キュベに惹かれた人が多かったのでしょうか。
参考サイト:(http://p-bandai.jp/item/item-1000102421/)
Twitterでも完成写真を上げてみたりしたのですがこのキット、参考サイトに載っている写真以上にツヤが出ていて目立つんです。
素組みと言うと大体の人が驚いていましたね。事実ジオンのマークや足の裏などはシールでできています。
本来はファンネルキットもあったのでファンネルを飛ばそうと思っていましたが…
耐久性に難があるのか家から持ち出す際に外したが最後、取りつかなくなり壊れてしまいました。仕方ないね。

コミケ参加への費用を見ると大赤字でしたが、それでも参加する価値は大いにありました。
同人誌作成に向けてのネタ出し、原稿作成、ブース設営の準備など学生時代の学園祭出店を思い出すほどのワクワクと不安感を得られました。
そして頑張って作った同人誌を買ってくれた時は最高にうれしくなりました。
あの瞬間にこそサークル参加の醍醐味があるんだなぁと実感。


次回へ向けての反省ですが、まず発行部数を増やすこと。
完売を目標にしなければもっと刷ることはできます。
足を運んで完売していた時のショックは一般参加していた自分もよくわかるので、余りを持ち帰る覚悟の上で印刷するべきなのかもしれません。

次にページ数が少ないこと。
今回1ヶ月しか期間がなかったとはいえ、実質10Pは流石に少なかったと反省しています。
すでに次回に向けて原稿を描き始めているので、20P目標に描けたらいいなとは考えています。

…まだ、少ないのかな?

最後に作品全体のクオリティアップ。
もう言わずもがなですが、絵のレベルがまだまだ下手です。
クオリティを上げつつ、作画も安定するようにしていけば価格も500円をつけられそうなものも作れるようになるかなと思います。
もっとPixivやTwitterにイラストや漫画を投下してアピールしていくべきなんでしょうね。


次回ですが、当選すれば冬コミ。
落選したらしたでオールジャンルの即売会もしくはオリキャラ描いてコミティア参加もいいなと考えています。
モチベーションが高まっている現状、自分もコミケの魅力に憑りつかれたのかもしれません。


最後になって繰り返すようですが、今回当サークルに足を運んできてくれた皆さまに感謝を。
次回以降、お会いできることを祈っています。
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