前回の記事で、
"ファンが超煩く回る"
と書きましたが、流石に煩すぎたので業者に調査依頼。
"あー、これファンが故障してますねー"…なるほど。
因みにファン交換に3週かかると言ってきたので修理依頼はノーサンキュー。
動画編集が落ち着いたらメーカー修理に出そうかな。
さて本題。
調査から帰ってきたPCで、先日USBメモリに保存した動画ファイルをコピーしようと
差してみたらこんな表記が。
なん…だと…?動画の内容は飛んでも"まぁいいか…"位で済むけど、
借りたUSBメモリなので流石にこれはマズい。
ということで少し調べてみました。
まず最初にUSBメモリの状態を確認します。
・エクスプローラーから起動すると↑の警告が出て読み取れない
・読み取れないので容量不明
・フォーマットの画面で解析すると元のファイルシステムらしきものが出る
フォーマットは問題なくできそうことから、単に読み取り時に不具合が出ている模様。
最初は凄く焦っていたものの、ここら辺で気持ちに余裕が出てきました。
続いてデバイスマネージャーを開いてみます。
対象のUSBメモリはDドライブなので、ファイルシステムを見たところ
"RAW"の表記が。
詳細はググるとして、要するにファイルシステムが認識できていない状態です。
フォーマットされていない状態とほぼ同意義ですね。
ただ画像の通りUSBメモリそのものは認識されているので、
各ソフトウェアで対処ができそうです。
ソフトウェアといってもフリーからシェアウェアまで色々ありますが、
今回最初に調べたのはこれ。
ファイナルデータ10+です。
データ復旧会社が出しているツールなだけあって復旧率は結構高めで、
今回の件より前でも時々お世話になっていました。
正規版は有料なので今回は体験版で復旧できるか確認してみます。
15分ちょっとかかってチェック完了。
中のデータも無事なことから復旧はほぼ確実にできそうですね。
続いて本格的に復旧作業に移ろうと思い、ネットで調べたところ
testdiskが良いとのことなのでインストールしてみました。
これはパーティション情報をゴニョゴニョっと弄るツールですので、ご利用は計画的に。
最悪復旧不能になります。今回参考にしたサイトはこちら。
データ復旧大図鑑:
RAWになったHDDのフォーマットを修復する "No Log"を選んで…
"Dドライブ"を選択。
私のPCはWindowsなので"Intel"を選択します。
”Quick Search”を選択…って
なんだこの表記!?なんか嫌な予感がしますが続行。
緑の表記が出れば修復可能…ない!
ないよそんな表記!この後"Deeper Search"も試しましたがパーティションは表示されず。
うーん、これはFINALDATAの出番かな…
…がなんか悔しいのでもう少しだけ調べてみました。
するとこんな記事を発見。
あれこれ知りたがり ブログ:
【パソコントラブル】ファイルシステムがNTFSのHDDがRAWになった問題を解決する [パソコンのこと]Acronis Disk Director…Acronisなら転職前の職場でバックアップ用に使ったことを思い出しました。
公式サイトを見たところどうやらHDDの管理を行うツールな模様。
記事によるとUSBメモリを選択して"確認"を行えば治ったとのことなのでまずは起動を…
確認前からファイルシステムが正常になっているんですがそれは…正直期待を持ってディスク2を右クリック→"確認"を選択します。
確認時に修復を行うか聞かれるのでチェックを入れて実行。
ログを見ていると正常に処理が行われている模様。
処理が終わると同時にUSBメモリの中身が!
動画を再生してみたところ劣化も一切ありませんでした。
華麗なる相方ゲー動画。編集して投稿すると思います。
今回は無事USBメモリを復旧できましたが、
何やっても無理な場合は業者に依頼するのは一つの手といえます。
ただし費用は段違いにかかります。
仕事のデータならともかく、個人のデータを復旧させるのだったら
正直オススメはしません。それほど高いです。
最初に紹介したFINALDATAでも無理な場合は…うん。
そもそもUSBメモリが読み込めなくなるのはPCからUSBメモリを抜くときに
安全な取り出しを行わないことがほとんどです。
急いでいるからっていきなり抜くと取り返しがつかなくなることもあるので、
Windows、Mac関係なくUSBメモリは丁寧に扱いましょう。
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