DL数見たらすこしずつ増えててとてもうれしい、ぜむねこです。
ver1.05配布から早2週が経過しました。
夢の城を公開したのが10月と思うと、月日が経つのは早いと思います。
今回はその夢の城、初期設定とか裏設定を公開したいと思います。
ただし、ゲーム本編をクリアしていることが前提なのでネタバレ注意です。
未プレイ者の方やトゥルーエンドクリアしていない方は見ないことをオススメします。
【プレイヤー(少女)】
主人公です。設定年齢としては10代後半をイメージしました。
作中ではEDを除いて一切しゃべらないですが、ゲーム中では表示されないだけで
実際はしゃべっているということになっています。
トゥルーEDで公開された彼女の正体ですが、初期設定では特にそんなことはなく、
むしろ普通の村娘でした。
それが魔物に誘拐されて魔物が住む城へ・・・といった感じで、
つまりは現在のアリスの位置そのままでした。
それがシナリオを練っているうちに今の位置へ。
一体どうしてこうなった。
赤い瞳に白い髪と、「不思議の国のアリス」の白ウサギを彷彿させる外見ですが、
実際は特に気にしておらず、指摘されて「あっ・・・」と気づいたレベルです。
アリスが金髪青瞳なので、被らないように設定していただけなのですが・・・
金髪と白髪って相性良い気がするんですよね。某派生キャラとか。
【アリス】
ヒロイン兼裏主人公です。
プレイヤーキャラがしゃべらないから彼女がしゃべる。ガンガンしゃべる。
時々平仮名が混じるのは彼女の年齢を考慮した上です。
小学校低学年で学ぶ漢字はそのまま、画数が多かったりするものは平仮名にしています。
その割に一人称が「私」なのは、彼女がちょっと見得を張っているからです。
「すてきなお姉さんみたいに私もなるの!」・・・みたいに。
ちょっと背伸びをする幼女、可愛いです。
ちなみに落ち着けるという理由で暖かいものが好きという設定があります。
日向ぼっこが好きですが、あまりシナリオに組み込めなかったのは残念。
初期設定でもアリスの立ち位置は変化ありませんでした。
主人公より先に誘拐されていて、主人公がアリスの手をとり脱出を目指す・・・
このスタンスは一貫していました。
ただ、今よりは扱いは悪かったです。
主人公に見捨てられたり、魔物の実験の一環で身体を溶かされたり、
人間電池(マ○リックスみたいなアレ)になったり。
没エンディングで
「魔物に拷問を受け続けるも、『いつか主人公が助けに来る』と信じて笑い続ける」というのもありました。
今のエンディングを眺めるとかなり扱いが良くなったと思います。
また、初期設定ではクローン設定もありました。
アリスの出す魔力は他の人間と比べて非常に量が多く、それに目をつけた魔物に利用され、オリジナルアリスを元にクローンを作成されていました。
プレイヤーはアリスと一緒に逃げ出そうとするも、一緒に連れていたアリスは実はクローンでオリジナルは別にいた・・・という設定でした。
いろいろな没設定といい、無駄に話を暗くしようとするのは私の悪い癖です。
元となったのは「不思議の国のアリス」から。
ウサギ人形とかトランプの絵柄をしたカードとか、同作品から影響を受けたものが何点か存在します。
また、「夢の城」というタイトルもこの作品のイメージを強く受けています。
不思議=夢という(安易な)考えで、サッと決まりました。
今更ですが、「不思議な城」とか「アリスと不思議の城」とかでも良かった気がします。
「夢の城」だととある舞台名と思いっきりモロ被りでしたし。
【魔物たち】
アリスたちを追いかけてくる魔物たち。
まぁ、敵役ですね。
作中で魔物の一人と会話できたり、日記が読めるなど魔物が話す言語は人間のそれと同じものです。
彼らが追いかけてくる目的はアリスが目当てで、少女については「誰だお前」状態です。
研究対象として共々捕まりますけど。
魔物のグラフィックが全て一緒なのは、アリスたちにとって姿が何であれ捕まえようとしてくることには
変りないことの現われです。
決してグラフィックを作成するのが面倒だったわけではありません。
初期の頃は「その場に立ったまま向きを変えるだけ」「移動しているが視界が狭い」の2パターンに分けて、
グラフィックも変える予定だったのですが、気がついたら全て同じになっていました。
完成してみたら移動する魔物のほうが圧倒的に多かったのもあります。
広い広い言われていた現マップも当初はもっと広く、そこに向き変えのみする魔物が配置されていましたが没に。
公開後の感想を見てみると、今のマップに縮小して本当によかったです。
【アリスの能力について】
簡単にいうと、想いを具現化するといった能力です。
作中では説明しようとすると長くなりそうだったのでザックリカットしていますが、
・発動者にとって大切な物を媒体に発動する
・発動するとその想いと比例して発動者の記憶が失われる
といった設定となっています。
この能力はアリス以外にも持っているという設定になっています。
ただ、デメリットの記憶喪失が大きくあまり使える能力とは一般的には思われていません。
ですが能力自体が珍しく、使いようによっては使える能力なので研究対象としては見られているといった感じです。
因みに舞台背景がファンタジー世界ということになっているので、能力者は多数いる、といった感じです。
あくまで魔法のひとつです。
アリスはこの能力をうまく扱えず、感情が昂ぶったときに思わず発現してしまいます。
作中では人形とお守りを媒体に2回発動しています。
人形の場合は「一人じゃ寂しい」という小さな想いだったことと、
すぐ魔物に見つかったので脱出の助けになっていませんが。
お守りに関しては発動直後にゲーム開始しています。
「ここから脱出したい」という大きな想いだったので、アリスはほぼ全ての記憶を失ってしまいました。
OPで少女がアリスの入っているベッドから出てきたのは
「アリスの持っているお守りから生まれた」という複線となっています。
あまりそうっぽく見えない?
・・・次回では演出面も努力します。
【魔物の目的について】
魔物たちがアリスを捕まえた理由は、人体実験を行う予定でアリスはその被験者候補でした。
しかしアリスの能力が発覚し、しばらく観察対象となった・・・という経緯です。
主人公と一緒に逃げ出した際も魔物側はアリスを殺す考えはなく、
あくまで捕らえてスタートの部屋に連れもどすつもりでした。
【城について】
舞台である城ですが、ここは魔物の研究施設といった感じです。
それっぽく感じませんが、作中で入れる部屋以外にも部屋がたくさんあり、そこに研究用の
薬剤とかモルモットがあるといったイメージになっています。
初期構想では物語のクライマックスでプレイヤーがそこに入ることができたのですが、
シナリオを練っているうちに没になりました。
アリスの項で説明したアリス人間電池化イベントも研究施設内で発生して、
プレイヤーの心にダイレクトアタック!というのも考えてましたが、作者の技量的に無理でした。
以上となります。
初期でも現在でもアリスの設定に気を使っていたのは変りありませんでした。
一応話の核となるキャラクターなので、設定にブレが出ないようにひたすら丁寧にキャラ付けをしていたことはよく覚えています。
夢の城に関する話は恐らくこれで最後になると思います。
そして次回作ですが、今回は脱出ものだったので次回は探索ものでまたウディタを使って作成したいと思います。
公開時期は来年春を目安に、頑張っていきたいと思います。
見てくれている人がいるのか怪しいですが、作品公開できそうになる頃にはこのブログでまた情報を公開していきたいと思います。
最後に、「夢の城」をプレイしていただいてありがとうございます。
新着ゲーム一覧からDLしてくれた方、ランキングからDLしてくれた方、実況動画や生放送で興味をもってDLしてくれた方、全ての方に感謝しています。
次回作では本作での反省を元にさらに面白い作品を公開できたらいいなと思っています。
言葉では言い表せないほどの感謝の気持ちをもって、〆とさせていただきます。
本当に、ありがとうございました!
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